皇室に「昼ドラ」的展開を欲する困ったヒトタチ 「真実」の報道を今こそ(宮本タケロウ)

文/宮本タケロウ Twitter

小内誠一氏からの反論

先日私がアップした記事「菊のカーテンが明かされる? 「小内誠一」は、現代の「大内糺」か?」について、元宮内庁職員という小内誠一氏から返事があった。

小内氏ブログ:皇室「是々非々」自録

彼は私の「上皇ご夫妻は雅子さまをイジメていたわけではない」という意見が気に入らないらしい。彼はブログでこんなことを言う。

上皇ご夫妻が、かつて雅子さまをイジメていたことは、消息筋の話だけではなく公式文書にも残っおり、証拠は余りあるほどある。たとえば、雅子さまが適応障害でオランダ療養に行かれた折には、時の天皇陛下は、皇太子ご夫妻の今後について問われ、美智子さまを引き合いにして次のように雅子さまに嫌味を仰った。

「(前略)それと同時に名代という立場が各国から受け入れられるように,自分自身を厳しく律してきたつもりで,このような理由から,私どもが私的に外国を訪問したことは一度もありません」(皇太子ご夫妻オランダ静養についての回答)

また、雅子さまの「人格否定発言」に前後して、時の宮内庁長官は秋篠宮ご夫妻に第三子を要望した。

小内誠一ブログ「皇室『是々非々』自録」

「秋篠宮家の第三子を」発言について

彼が言うイジメの証拠は、小内氏によれば「宮内庁長官の第三子発言」と「私的なオランダ訪問に関する嫌味」がその例だそうだが、私に言わせればそんなものはただの言いがかりに過ぎない。反論しよう。

小内氏は「第三子発言」について、こう言う。

こういうプライベート色の強い発言は本来、内内でするべきものであり、公にするものではない。加えて皇族方のご意向な無い限り、官僚に過ぎない立場の者がこのようなセンシティブな発言はしない。

小内氏ブログ

私はこの文章を読んだ時、「墓穴を掘ったな」と思った。

小内氏は「皇族方のご意向が無い限り、官僚はセンシティブな発言をしない」と断言する。では、彼の言う「皇族の意向が無い限り、センシティブな発言はない」ということを念頭に「第三子発言」を考えると、「『第三子発言』には皇太子ご夫妻の意向もあった」という解釈が一番しっくりくる解釈となってしまう(笑)

「第三子発言」は、事前に皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻にも「お諮りした上で」宮内庁長官が発言したのではないか。常識的に、天皇皇后(当時)が皇太子ご夫妻(現両陛下)への嫌がらせで長官に「第三子発言」をさせるとは思えない。皇太子ご夫妻(現天皇皇后両陛下)や秋篠宮ご夫妻が事前にご存知だった考えるほうが常識的ではないか。

当時は国民の間に雅子さま懐妊を希望する熱が非常に強まっており、雅子さまへのプレッシャーが高まっていた。国民の熱を冷ますためにあえて「秋篠宮家に第三子を」と宮内庁長官が発言したのであろう。

小内氏は宮内庁の内実に詳しいようだから、「第三子発言」を事前に皇太子ご夫妻が知らなかったという具体的な証拠を出してもらいたい(友納尚子のような妄想記事はナシで)。元宮内庁職員なら簡単な話だ。

オランダ私的静養について

次にオランダ私的静養についてだ。小内氏は両陛下オランダ私的静養への上皇陛下の発言も「嫌味」とするが、これは単に「静養で外国を訪れる」のが皇室として異例だったからそう述べたまでのことであり、たかがそんなことで「嫌味」と言いだすのはおかしいのではないか。

「『静養で外国に行くのは異例だ』と言われて傷ついた」と言われても、「だから何なのだ」としか言いようがないし、そもそもこれは雅子さまへの嫌味というよりも、皇太子(現天皇陛下)への批判であろう。

親から子への、天皇から皇太子への先例に則った正当な批判までも「嫌味」や「イジメ」とあげつらう神経はどうかしている。

雅子さまをイジメたのは週刊誌と国民

小内氏のブログ読者に気づいてほしいのは、雅子さまをイジメていたのは悪乗りする週刊誌とそれに踊らされた一部の国民だったということである。

思い返してみよう。かつてメディアに雅子さま・東宮バッシングが吹き荒れた時代に、上皇陛下の「愛子が御所に来ない」「私たちは私的に海外旅行したことはない」の発言を裏読みして妄想を膨らませ、「天皇陛下が皇太子を批判している、雅子妃には皇族の自覚がない」と罵ったのは、アンチ雅子さまの首魁佐藤あさ子や高清水有子たちではなかったか?

上皇陛下のご発言を引用して「上皇ご夫妻が雅子さまをイジメていた」とするのは、単にポジショニングが変わっただけで、佐藤あさ子や高清水有子らがやっていたことと、本質はなんら変わらない。

解釈の感情的帰結が「雅子さまかわいそう」となるか「雅子さまは不適格」となるかの違いしかない。

これを俗に「スライド」と言う。

両陛下を信愛する上皇ご夫妻の発言集

最後に上皇ご夫妻が、陛下と秋篠宮殿下を信愛している証拠を提出して筆を置きたい。

皇太子妃が病気の今,家族が皆で,支えていくのは当然のことです。私も,皇后も,将来重い立場に立つ皇太子,皇太子妃の健康を願いつつ,二人の力になっていきたいと願っています」(上皇陛下)

天皇陛下お誕生日に際し(平成20年)

この頃愛子と一緒にいて,もしかしたら愛子と私は物事や事柄のおかしさの感じ方が割合と似ているのかもしれないと思うことがあります。(中略)あちらも笑いを含んだ目をこちらに向けていて,そのような時,とても幸せな気持ちになります」(上皇后陛下)

皇后陛下お誕生日に際し(平成20年)

「将来の皇室の在り方については,皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要と思います。二人は長年私と共に過ごしており,私を支えてくれました。天皇の在り方についても十分考えを深めてきていることと期待しています」(上皇陛下)

「幸せなことに,東宮も秋篠宮も孫として昭和天皇のおそばで過ごす機会を度々に頂き,また成人となってからは,陛下をお助けする中でそのお考えに触れ,日々のお過ごしようをつぶさに拝見し,それぞれの立場への自覚を深めてきたことと思います」(上皇后陛下)

天皇陛下ご即位二十年に際し(平成21年)

いかがだろう。我が国は昭和、平成、令和と素晴らしい英主たちに見守られてきた素晴らしい国ではないか。「元宮内庁職員」ならばこそ、それがしっかり分かるはずだ。

ありもしない昼ドラ的展開を皇室に欲する性根は、もういい加減にしてほしい。

19 件のコメント

  • 小内さんこんなのに反応する必要なかったのにね。
    宮本氏の書く文章がなぜ面白くないか教えてあげようか?
    宮本氏の文章は結果ありきでそれに沿った理屈を並べているだけだから、おもしろくもないし共感もできない。
    さらにその結論に沿わないエピソードは勘案せずに切り捨ててしまうから、辻褄の合わないツッコミどころ満載の文章が出来上がるのですよ。
    宮本さん、理系はからっきし苦手でしょ?(笑)
    あなたがネット上でジャーナリストとして本当のことを世界中に伝えたいのであれば、理屈をこねるのではなく、「積み上げたものから見つけた真実」を書いてください。

    そうすれば、ここまで馬鹿にされることもないでしょうよ。

  • 北海道の表現の不自由展で、
    現在ご存命の方の顔写真も燃やされているとか、
    その中にまだ未成年の敬宮さまの写真までも燃やしているとか

    皇位継承順位1位や2位でもなく、今上陛下でもなく順位すらない敬宮様の写真をなぜ燃やさなければならないの?

    こう言う動きをしている方って左翼ですよね。左翼にとって秋篠宮一家の方々は身方なのですか?
    真実を掘り下げる宮本さん、ぜひとも追及してください。笑

  • 昼ドラのようなものとは、嫁姑問題も軽く見られたものですね。名家になればなるほど、気にいられない嫁はつらい目に遭います。皇族方も同じなのでは?皇室の内情にお詳しく、親しくされているジャーナリストだからこそ、小内氏のことを批判できるのでしょうけど、あなたのご意見は雅子皇后の心が折れたのは、誰がイジメたわけではなく、勝手に病んだということなのでしょうか。人の意見を批判されるなら、一字一句に上げ足をとるのではなく、ご自身の意見や真実をしっかり述べてください。そうすれば皆さん、納得するのではないでしょうか。
    (どうせ、口外するのはご法度とかいって逃げるのでしょうけどね)

  • 宮本さんは、反論や正論をのべているのではなく、単純に言葉の端々をつまんで、揚げ足を取っているだけですよね。

    上皇夫妻、秋篠宮家の問題に対して目を背けて、上皇夫妻、秋篠宮家に媚び諂っているだけです。それだけ、思いがあるのなら上皇后一般参賀の参加に対して、体調不良ならば不参加を進言などされてみてはいかがでしょうか?
    元宮内庁職員であった小内様がみてきたものは、皇室の内部そのもので、他の方に妄想云々と言っていますが、宮本さんが、1番妄想膨らんでますよね。

    屁理屈と引用記事で、くだらない記事をよく載せれるものだと、逆に感心致します。

  • 雅子様に対しては、あってはならない事を私達も目にしています。
    それをさせた人が居る事も。
    愛子様の虐めも命に関わる事も。
    それが今明らかになってきていて私もやはり、と思いました。全ての辻褄がパズルのように解き明かされようとしています。
    傲れるもの久しからず。
    国民をバカにしてその国民から絞り取る税金で食べて着て寝て。
    平成は去り令和になりました。
    国民は待ちわびていました。雅子様の輝くこの時を。

  • つまり「そんなつもりじゃなかったのに〜、やだ、いじめてなんかいないのにね〜」「いじめられていてつらい、って感じるかどうか本人の感じ方でしょ」って言うのですねタケローさん。これは とんでもない
    考え方 大変危険な主張です!

  • 今日は宮本さんからの真実の報道がアップされるかと思い楽しみにしていたのに、まだだったわ。残念。楽しみにしているので、よろしくね。

  • いろいろ言いたいけど、これまでのコメントをアップした方の意見はもっともでしょう。
    ノンフィクション作家とか、ジャーナリストとかっていう、文章で表現をすることを生業にしているのであれば、偏った意見ばかりはいかがなものかと思います。
    ちなみに、小内さんはそういう肩書がない方なので、その方に一生懸命ちゃちゃをいれるのは滑稽かと存じます。

  • ミヤホンの記事は行ってみた系のレポートやインタビューをベースにした記事は読めるし好感も持てるのだけど
    皇室についての持論を語る話になるとなんか曖昧で何を言いたいのかよくわからなくなる。
    ネタ系なのかと思いきや、そういうわけでもなさそうなんだよなぁ。

  • 愛子さまの流産祈願スレ、池沼祈願スレは真実ですが、何故目を背けるのでしょう?昼ドラどころか、リンチですよね?
    さっさと、雅子皇后と愛子さまに10万回ほど詫びを入れれば多少は見直してあげますよ。

    そうしていないのは、男系男子派がカルトであり、人間としての常識がないからですよね?

  • 美智子さまに雅子様をいじめるようなヒマがはたしておありだったのかと思うとおのずから答えは出るでしょう。
    バカバカしい。
    庶民の嫁姑と一緒にするなと言いたい。

  • 皇室に昼ドラ展開を持ち込んだのは美智子様御用ライターがそうじゃないですか?なんだか美智子様が散々香淳皇后様や秩父宮妃、高松宮妃、女官たちからいびられた愛と悲しみの皇太子妃と喧伝していましたよね。宮本さんもその手の本はたくさん見てきたのでは?漫画にもなっていましたよね。

  • 平成時代に
    「ヒマがはたしておありだったのか」
    お茶会とか、お茶会とか、週刊誌読み倒したりするヒマもあったようだけど?

  • いや、宮本さん、 貴方の書かれたこと 正論だと思いますよ。普通の感覚を持った日本人なら 宮本さんみたいに 考えるのでしょう。
    そもそも、皇室問題なんかに、強い関心を持っているという方々…ここで コメントしている方々みたいな…は、 もう それだけで、普通の日本人では ありません。悪い人たちだと 言っているわけではありませんよ。
    ただね、日々のノルマをこなすべく 懸命に職業活動している人たち、家族を支えるために 全力投機している人たち、一生懸命勉強している人たち…そういう人たちを 私は 普通の日本人と 思っているんだけど…そういう 普通の日本人って、 明日の自分に関係のない「皇室」なんかに 普通、興味を持ちませんよね。だから ここで 「皇室が、秋篠宮が、小室が…」などとコメントしていられる方々というのは、良い意味でも 悪い意味でも 「自分に賭ける」ということを しなくなっている方々でしょう。ニートの方も いらっしゃるでしょうけど、必ずしも 貧乏人ばかりでは ないかもしれない。
    ですから 宮本さんの書かれているような ”普通の日本人にとっての 健全な意見” を いわゆる ”皇室ブログ” で 受け入れさせようというのは 難しいでしょう。
    でも、私は 宮本さんに 「こんなとこで 書くのは やめろ」なんて 申し上げるつもりは ありません。むしろ 頑張って続けて ほしい。例え 受け入れられなくてもね。100人のうち 2〜3人ぐらいは 「あっ、そうかもな」と 気づく人が いるかもしれないですよ。

  • 私は常々この世に何故犯罪者が存在するのか、何故犯罪に使う脳を良いことに使わないのか不思議に思い、犯罪者の方の脳内構造が善良に生きている人と どの様な違いが有るのか出来る事なら見てみたいと思っていました。宮本タケロウさんの書かれている文章を拝読すると、それと同じ思いが湧いてきます。宮本タケロウさんと云う方の脳の仕組みって一体どのようになっているのだろう…と、疑念を抱きます。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。